山東省は中国東部、黄河の下流にあります。人口8,830万人、総面 積は15.6万kmで、海岸線の全長は3,024km、新ユーラシアランドブリッジの東端にあたります。省都は済南市です。済南市は、中国の2大都市である北京と上海の中間に位 置しており、経済発展の目覚しい地域の一つです。かつて、泉が湧き出ていたことに由来して別 名「泉城」とも呼ばれています。山東省の気候は温暖なモンスーン気候で、年間平均気温は11〜14℃、年間平均降雨量 は550〜950@です。 地理的条件がよく天然資源に恵まれており、金と石膏の埋蔵量 も多く、石油や石炭産業においても国内で重要な役割を果たしています。また、農業が発達しており、落花生、小麦、生および乾燥のフルーツ、家禽と卵、水産物などの生産高は国内一です。 経済や社会事業の点においても、1999年にはGDPが7.662億元(人民元)に達し、国内三位 となりました。実力、活力、および潜在能力を備えた、発展地域の一つといえます。都市部住民の一人当たりの所得が5,809元、地方住民の一人当たりの純収入は2,550元で共に増加しています。(中国人民元一元は日本円で15円程度です)。そして、海外資本を利用した40,000件を超えるプロジェクトが承認されるなど、海外における建設プロジェクトや労務サービスの契約は著しく増えています。 また、山東省は中国5大聖山の長である泰山や、儒学の祖の孔子の生誕地(曲阜)があり、歴史的にも多くの人物を生み出した有名な地域です。漢族が多く、言語も普通 語と言われる中国語を話しています。山口県とは、山東省の済南市と山口市が友好都市であり、2002年度で友好協定20周年となりました。その他にも、青島市と下関市、威海市と宇部市などが姉妹都市であり、山東省と山口県の交流は大変盛んです。 沂山地域は山東省でも南方に位置しており、農業に従事する人がほとんどです。山東省は、中国国内でも発展が目覚しい地域ですが、一方「沂南県」という農村地域の子どもたちの中には、経済的理由で学校にも通 えない子どもたちがいます。中国国内、そして同じ省内に存在する都会と農村の格差を少なくすることが、これからの課題になっています。 参考文献:http://web.pref.hyogo.jp/kokusai/asia/ssanto.html 済南市人民政府新聞事務室、山東画報社編、1998、『済南』