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モルディブはインド洋のほぼ中央、東経72度31分から73度48分(約130km)、北緯7度0分から南緯0度45分(約820km)にかけて、約1200の島々が分布する群島国家です。これらの島々は、赤道の南北に散らばっており、国の南北は800kmにもわたります。しかし、国土の総面
積は約298km2で(「資料」に入っているモルディブ政府観光庁発行の地図を参照ください)、これは日本の佐渡島の約0.35倍にあたります。このうち住民の住む島は約200島、ほかに観光客の滞在するリゾート島が90島ほどあります。1つ1つの島は珊瑚の環礁
に囲まれた石灰質の砂地です。環礁は大きく19環礁区(アトール)に分けられ、いわば州や県のような行政区となっています。首都マーレのあるマーレ島は、中央からやや北より、カーフ環礁
にあります。 モルディブの言語はディベヒ語といい、言葉や文字にアラビア語の影響が見られますが、これは話者にその人口である約28.9万人(2000年)を擁する純然とした1つの固有言語といえるでしょう。モルディブの人々の祖先となったのは、マレー人、シンハリ人、アラブ人たちです。国の歴史において、1887年から1965年までは英国保護領であり、また現在も英連邦の一員で、英語は第2公用語的役割を果
たしています。1968年に共和国になり、また1975年からは憲法によって国民に直接選ばれた大統領が統治することになっています。モルディブの国教はイスラム教(スンニ派)であり、モルディブ人であればそれはモスリムであることとおなじです。イスラム教の歴史は、12世紀半ばから850年も続くものです。
主要産業は漁業及び観光業で、ともに大切な外貨獲得の手段となっています。観光客は主としてヨーロッパからの人々で、近年では美しい海でのダイビングに人気があります。国民一人あたりGDPは約1415米ドル(1999年)でしたが、2002年では900米ドルになっています。通
貨はルフィアで、1ルフィアは約10円(変動)、1ドルは11.77ルフィア(固定)。公務員の月給がおよそ1500〜2000ルフィアです。今日のモルディブにおける最大の課題は、首都マーレへの人口と経済の一極集中をいかに地方に分散させ、首都と地方島の格差を小さくしていくかという点にあります。
モルディブには鉄道がありません。自動車があるのも、マーレ島とガン島のみです。人々は主として島々を結ぶ汽船や帆船を利用します。また3つの空港を国内線が結んでいます。島での主な移動手段は、徒歩、自転車、荷車などです。
参考文献:http://www.jica.go.jp/index-j.html、http://www.mofa.go.jp/mofaj/
ビジュアル大辞典「世界の国々」 2003年 昭文社、その他 |
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