有機エビの旅

インドネシアでマングローブの森を切り開いてつくられた養殖エビのいわゆるプランテーションの問題は、「エビの向こうにエジアが見える」(村井吉敬・鶴見良行著、学陽書房)に詳しい。一方で、インドネシアには伝統的な粗放養殖の技術があり、これは薬や人工資料を使わず、草やプランクトンを食べて育ったエコ・シュリンプとして知られる。本書は、その背景としくみ、市場経済との競争のなかで自然との共存をめざす現地の人々の取り組みなどについて詳しく解説しながら、消費者の意識や態度について問いかけている。